桑原(読み)クワバラ

デジタル大辞泉 「桑原」の意味・読み・例文・類語

くわ‐ばら〔くは‐〕【桑原】

1 桑を植えた広い畑。桑田。
2 (「くわばら、くわばら」の形で、感動詞的に)
㋐落雷を防ぐために唱えるまじない。
㋑嫌なことや災難を避けようとして唱えるまじない。
[補説]死後に雷神となったという菅原道真の領地桑原には落雷がなかったところからという。また、雷神が農家の井戸に落ちて農夫にふたをされてしまったとき、雷神が「自分は桑の木が嫌いなので、桑原と唱えたなら二度と落ちない」と誓った、という伝説によるともいう。

くわばら【桑原】[姓氏]

姓氏の一。
[補説]「桑原」姓の人物
桑原隲蔵くわばらじつぞう
桑原武夫くわばらたけお

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精選版 日本国語大辞典 「桑原」の意味・読み・例文・類語

くわ‐ばらくは‥【桑原】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 桑の木を植えた広い畑。
    1. [初出の実例]「わぎも子がこやのえびらの数おほみあまたしめつる園の桑はら〈藤原知家〉」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)六)
  2. [ 2 ] 〘 感動詞 〙
    1. ① 落雷を防ぐという呪文(じゅもん)。多くは「くわばら、くわばら」と重ねていう。
      1. [初出の実例]「『桑原桑原』『揺り直せ揺り直せ』『さてもさても夥(おびただ)しう鳴ったが、まづは不思議なことぢゃ』」(出典:謡曲・道成寺(1516頃))
    2. ② いやな事を避けようとする時にとなえる呪文。
      1. [初出の実例]「あたまをおさへて顔をしかめ、くわばらくわばら」(出典:滑稽本・口豆飯茶番楽屋(1816)下)

くわばらくはばら【桑原】

  1. ( 「くわはら」とも ) 姓氏の一つ。

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世界大百科事典(旧版)内の桑原の言及

【加茂[町]】より

…吉井川支流の加茂川流域に位置し,町域の大部分は中国山地脊梁部の山地が占める。加茂川と倉見川の合流点にある谷口集落の小中原を中心として発展してきたが,昭和初期の国鉄因美線開通後は駅前の桑原に中心が移った。加茂川上流の加茂谷は農業不振の地で近世末期には百姓一揆が頻発し,〈強訴谷〉ともいわれた。…

※「桑原」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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