1966年(昭和41)4月に学校法人桜美林学園が設置。学園の創立者清水安三がキリスト教の宣教師であったことから「キリスト教精神に基づく国際的人材の育成」を建学の理念とする。町田キャンパス,プラネット淵野辺キャンパス,四谷キャンパスに5学群からなる学士課程と七つの研究科を持ち,2017年(平成29)5月現在,9424人の学生を収容する。学士課程における学群は,日本の私立大学で初めて学部や学科の垣根を取り払ったもので,旧来の学部(文学,経済,国際,経営政策)に代わる5学群(リベラルアーツ,ビジネスマネジメント,健康福祉,芸術文化,グローバル・コミュニケーション)を設置し,現代の社会および学生が求めているプロフェッショナルアーツ(職業専門性重視)とリベラルアーツ(広域性・総合性重視)の双方に応えることのできる教育組織と位置付けている。
著者: 中村章二
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報
私立。1966年(昭和41)開学。1921年(大正10)清水安三(やすぞう)(1891―1988)が中国・北京(ペキン)に創設した崇貞(すうてい)学園がその源流。第二次世界大戦後の1946年、東京・町田に桜美林高等女学校、英文専攻科を設立。校名は創設者清水が学んだアメリカのオベリン大学にちなむ。語学教育に力を入れ、幅広い教養をもった国際人の育成を目ざす。2010年(平成22)時点で、総合文化学群、健康福祉学群、ビジネスマネジメント学群、リベラルアーツ学群(2007年4月より文学、経済学、国際学の3学部を再編・統合)の4学群、大学院(国際学研究科、老年学研究科、大学アドミニストレーション研究科、経営学研究科、言語教育研究科、心理学研究科)をもつ。2005年より学群制を取り入れており、2007年にすべての学部で学生募集を停止した。併設の短期大学(1950年設置)も2005年より学生募集を停止。本部は東京都町田市常盤町(ときわまち)3758。ほか新宿区、神奈川県相模原(さがみはら)市にもキャンパスがある。
[編集部]
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