森山 啓
モリヤマ ケイ
昭和期の小説家,詩人,評論家
- 生年
- 明治37(1904)年3月10日
- 没年
- 平成3(1991)年7月26日
- 出生地
- 新潟県岩船郡村上本町
- 本名
- 森松 慶治(モリマツ ケイジ)
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学文学部美学科〔昭和3年〕中退
- 主な受賞名〔年〕
- 新潮社文芸賞(第6回)〔昭和18年〕「海の扉」,北国文化賞〔昭和32年〕,小松市文化賞〔昭和44年〕,中日文化賞〔昭和58年〕
- 経歴
- 東大在学中にプロレタリア文学運動に加わり、詩集「隅田河」(発禁)「潮流」、評論集「芸術上のレアリズムと唯物論哲学」「文学論」「文学論争」を刊行。昭和11年「文学界」同人となり、作家として再出発。以後、「収穫以前」「日本海辺」「遠方の人」などを発表。18年「海の扉」で新潮社文芸賞を受賞。戦後は郷里の小松に在住し、「青梅の簾」「市之丞と青葉」「野菊の露」「生と愛の真実」などを刊行。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
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森山啓
もりやまけい
(1904―1991)
小説家、詩人、評論家。新潟県に生まれる。本名森松慶治。東京帝国大学美学科中退。社会文芸研究会、新人会を経てナップ系の詩人、評論家として活躍。それらは詩集『隅田河』(1933)、『潮流』(1935)、評論集『文学論』『文学論争』(ともに1935)等にまとめられている。転向後昭和10年代以降は浪漫(ろうまん)性にあふれた小説を発表、『日本海辺』(1939)、『遠方の人』(1941)や新潮社文芸賞を受賞した『海の扇』(1942)等を刊行した。第二次世界大戦後は石川県小松市に在住し、小説集『青海(あおうみ)の簾(すだれ)』(1956)、『野菊の露』(1980)などの著作を刊行。
[大塚 博]
『『日本現代文学全集89 森山啓他集』(1968・講談社)』▽『神谷忠孝著『森山啓』(『日本文学研究資料叢書 プロレタリア文学』所収・1971・有精堂出版)』
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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森山啓 もりやま-けい
1904-1991 昭和時代の詩人,小説家。
明治37年3月10日生まれ。中野重治らとプロレタリア文学運動に参加し,詩と評論に活躍。昭和11年「文学界」同人となり,小説に転じる。戦後は石川県で作家活動をつづけた。平成3年7月26日死去。87歳。新潟県出身。東京帝大中退。本名は森松慶治。詩集に「潮流」,小説に「海の扇」など。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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森山 啓 (もりやま けい)
生年月日:1904年3月10日
昭和時代の詩人;小説家
1991年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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