新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「森田たま」の解説
森田 たま
モリタ タマ
- 肩書
- 元・参院議員(自民党)
- 旧名・旧姓
- 旧姓=村岡
- 生年月日
- 明治27年12月19日
- 出生地
- 北海道札幌市
- 学歴
- 札幌高女中退
- 経歴
- 高女時代から文学を志し、「少女世界」「少女之友」などに投稿。18歳で上京、大正2年森田草平に師事し「新潮」などに「片瀬まで」「うはさ」などを発表。5年結婚のため筆を絶つ。中年期に入って文学活動を再開し、昭和7年「中央公論」に「着物・好色」を発表。11年の「もめん随筆」がベストセラーとなり女流随筆家としての地位を確立。また、37年自民党から参院全国区に立候補して当選、1期をつとめた。「随筆きぬた」「随筆ゆく道」「をんな随筆」「ぎゐん随筆」「森田たま随筆全集」(全3巻)など数多くの随筆集があるほか、小説「石狩少女」「招かれぬ客」、童話集「船の兵隊」などもある。29年にはアムステルダム国際ペン大会に日本代表として出席した。森田たまパイオニア賞も創設された。
- 没年月日
- 昭和45年10月31日
- 家族
- 娘=森田 麗子(ファッション・コーディネーター)
出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報