植村泰忠(読み)うえむら やすただ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「植村泰忠」の解説

植村泰忠(1) うえむら-やすただ

1540-1611 戦国-江戸時代前期の武将
天文(てんぶん)9年生まれ。もと三河(愛知県)鳳来寺安養院と号した僧。三方原戦いより徳川家康にしたがう。小田原攻めでは本多忠勝らとともに武蔵(むさし)岩槻城(埼玉県)を攻めおとし,その功で上総(かずさ)(千葉県)勝浦に3000石をあたえられた。のち2000石加増。慶長16年1月19日死去。72歳。

植村泰忠(2) うえむら-やすただ

1921-2004 昭和後期-平成時代の物理学者
大正10年4月18日生まれ。東芝マツダ研究所勤務などをへて,昭和38年東大教授。のち東京理大教授,武蔵学園長。半導体理論的研究をおこない,「強磁場下のMOS反転層における伝導現象の理論」で,58年学士院賞(共同研究)。平成16年11月28日死去。83歳。東京出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android