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重量分析 じゅうりょうぶんせきgravimetric analysis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

重量分析
じゅうりょうぶんせき
gravimetric analysis

化学分析法の1つ。定量しようとする成分を試料から分離し,組成を一定の化学形 (たとえば酸化物など) に変えて,その重量を測定し含有率を求める定量分析法。標準試料を必要としない数少い絶対法の1つで,主成分として含まれる成分の定量に適する。主成分定量には非常に高い正確さをもつ分析法で,古典化学分析法の代表的方法であるが,操作長時間を要し,分離,炭化灼熱などによって秤量形に変える操作に高度の熟練を要するのが欠点である。

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デジタル大辞泉の解説

じゅうりょう‐ぶんせき〔ヂユウリヤウ‐〕【重量分析】

定量分析の一。一定重量の試料から目的成分を分離し、その重量を測定して含有量を計算する方法。

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百科事典マイペディアの解説

重量分析【じゅうりょうぶんせき】

定量分析法の一つ。試料物質を構成する成分のうち目的とする成分を単体または化合物として分離し,その重量を測定することによって成分の量を決定する方法。たとえば水溶液中のCl(-/)の量を求めるには一定量の試料水溶液をとり,硝酸銀をやや過剰に加えて塩化銀AgClの沈殿をつくり,これを乾燥し重量を測定することによって計算からCl(-/)の量を求める。
→関連項目定量分析容量分析

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世界大百科事典 第2版の解説

じゅうりょうぶんせき【重量分析 gravimetric analysis】

一定の組成をもつ物質を生成させ,その質量を測定することにより目的成分の定量を行う分析法。質量という基本単位による測定であるため,絶対分析法の一つである。質量測定であるが習慣的に重量分析とよぶ。これに対し,比色分析(吸光光度法)や滴定による容量分析は相対分析法である。重量分析には沈殿重量法,電解重量法,揮発重量法,抽出重量法などがあるが,最も一般的なのは沈殿重量法である。 沈殿重量法は,溶液に沈殿剤を加え,一定組成の化合物を沈殿生成させ,これを分離して秤量する方法である。

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大辞林 第三版の解説

じゅうりょうぶんせき【重量分析】

定量分析法の一。試料中の目的成分を単体や化合物として分離し一定組成の純物質として、その質量を測って試料中における目的成分の量を求める分析法。 → 容量分析

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

重量分析
じゅうりょうぶんせき
gravimetric analysis

定量分析の一種で、定量しようとする成分をなんらかの方法で、まず他の成分から分離して秤量(ひょうりょう)しやすくして、化学天秤(てんびん)を用いてその質量を測る。ついでこの値から計算によって目的物質に含まれているその成分を質量%で求める分析法である。種々の方法があるが、もっとも広く用いられているのは沈殿重量法とよばれるもので、試料の一定量を正確に測り取り、これを適当な試薬で溶解したのち、沈殿剤を加えて目的成分のみを沈殿させ、これを濾別(ろべつ)して他の溶液成分から分け、必要に応じて乾燥またはるつぼ中で強熱して一定組成の化合物として秤量する。そのほか、加熱によって揮発分離し、揮発成分を秤量した適当な吸収剤に吸収させ、その質量の増加を測ったり、揮発成分を追い出し、質量の減少を測って定量する揮発重量法、電気分解によってあらかじめ秤量しておいた電極上に目的成分を析出させて定量する電解重量法、適当な溶媒によって目的成分を抽出分離する抽出重量法などもある。
 重量分析はほとんどの元素の定量に適用でき、また他の分析法は濃度が既知の標準物質により得られた値との比較で定量を行うのに対し、この方法は標準物質を必要としない点に大きな特徴がある。ただ共存成分から分離、加熱する操作に熟練を要し、かつ迅速性に欠ける点が難点となる。[高田健夫]
『佐竹正忠・御堂義之・永広徹著『分析化学の基礎』(1994・共立出版) ▽今泉洋・上田一正他著『基礎分析化学』(1998・化学同人) ▽綿抜邦彦著『分析化学』新訂版(1999・サイエンス社)』

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