樽俎折衝(読み)ソンソセッショウ

デジタル大辞泉 「樽俎折衝」の意味・読み・例文・類語

そんそ‐せっしょう【××俎折衝】

宴席のなごやかな談笑うちに話し合いを進め、交渉を有利に展開させること。外交上のかけひき。

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精選版 日本国語大辞典 「樽俎折衝」の意味・読み・例文・類語

そんそ‐せっしょう【樽俎折衝】

  1. 〘 名詞 〙 酒席の談笑の中で平和的に交渉を進め、相手方気勢をかわして有利に交渉すること。転じて、相手方との交渉のかけひき。
    1. [初出の実例]「国際の談判、尊俎折衝の際に当ては、機変縦横、敵手を騙瞞して、股掌の間に翻弄するも、以て薄と為さず」(出典:我観小景(1892)〈三宅雪嶺〉死)

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四字熟語を知る辞典 「樽俎折衝」の解説

樽俎折衝

酒席の談笑の中で平和的に交渉を進め、相手方の気勢をかわして有利に交渉すること。転じて、相手方との交渉のかけひき。

[活用] ―する。

[使用例] 実にこの事件発端から結末まで一人で樽俎折衝役目を引き受けた母の骨折りは[徳富蘆花*思出の記|1900~01]

[解説] 「樽俎」は酒樽まな板、転じて宴会のこと。「折衝」は勢いよく突いてくる敵を打ち破ってくじくこと、転じて相手とのかけひき、交渉のこと。

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