デジタル大辞泉 「機械的唯物論」の意味・読み・例文・類語 きかいてき‐ゆいぶつろん【機械的唯物論】 生命現象や人間の意識の世界をも物理的自然界と同質に扱い、すべてを一貫して力学的概念や法則で説明しようとする説。ラ=メトリ・ディドロ・エルベシウス・ドルバックら、18世紀フランス唯物論者によって唱えられた。→唯物論 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「機械的唯物論」の意味・読み・例文・類語 きかいてき‐ゆいぶつろん【機械的唯物論】 〘 名詞 〙 世界の事物いっさいの生成と変化の過程を物質的な機械的因果関係に基づいて説明しようとする立場。つまり、人間の意識の世界も物理的生物的自然界と同質なものとみなし、そこには同質、同一の力学的法則が貫いているとして、それによって説明しようとする立場。代表者はデモクリトス、ホッブズ、ディドロ、ラ=メトリなど。機械論的唯物論。[初出の実例]「機械的唯物論と弁証法的唯物論との問題、一般に価値判断の問題については」(出典:学生と読書(1938)〈河合栄治郎編〉読書の回顧〈戸田武雄〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例