デジタル大辞泉 「殿御」の意味・読み・例文・類語 との‐ご【殿御】 女性が男性を敬っていう語。[類語]殿方・男・男性・男子・野郎・雄・男児・おのこ・壮丁そうてい・壮夫・士し・ますらお・丈夫じょうふ・紳士・ジェントルマン 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「殿御」の意味・読み・例文・類語 との‐ご【殿御】 〘 名詞 〙 女性から男性を敬っていう語。とのがた。また、恋人・亭主・夫。[初出の実例]「ふしたる男の枕によりそひ、いかにとのごよめづらしや」(出典:光悦本謡曲・鉄輪(1488頃))殿御の語誌高貴な人をさす名詞「殿」の表わす敬意の程度が、平安末期から低下した。そこで敬意を補うために「御」を添えて「殿」の敬称として使われ出し、さらに、室町末期の上方では、男性一般の敬称としての女性語に変化した。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例