壮夫(読み)ソウフ

デジタル大辞泉 「壮夫」の意味・読み・例文・類語

そう‐ふ〔サウ‐〕【壮夫】

壮年男性。また、勇壮な男性。
三十に近き―なり」〈独歩悪魔
[類語]男性男子野郎男児おのこ壮丁そうていますらお丈夫じょうふ紳士殿方ジェントルマン

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精選版 日本国語大辞典 「壮夫」の意味・読み・例文・類語

そう‐ふサウ‥【壮夫】

  1. 〘 名詞 〙 壮年の男。働き盛りの男性。また、勇壮な男子。
    1. [初出の実例]「秋声猶益壮夫気、烈日厳霜自入思」(出典:活所遺稿(1666)五・秋風)
    2. 「墨をばやはらかにすり、筆をばつよくとるべし。故墨は病夫にすらせ、筆は壮夫にとらしむと云」(出典:和俗童子訓(1710)四)
    3. [その他の文献]〔韓愈‐贈鄭兵曹詩〕

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普及版 字通 「壮夫」の読み・字形・画数・意味

【壮夫】そう(さう)ふ

立派な男。魏・曹植〔楊徳祖(修)に与ふる書〕辭賦は小のみ。~昔、揚子雲(雄)は先執戟(しつげき)の臣のみ。(い)ふ、壯夫は爲さざるなりと。~豈に徒(た)だを以て勳績と爲さんや。

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