比内地鶏(読み)ひないじどり

共同通信ニュース用語解説 「比内地鶏」の解説

比内地鶏

天然記念物「比内鶏」の雄と「ロードアイランドレッド」の雌を掛け合わせて誕生。肉の濃厚なうま味と適度な歯応えが特徴で、名古屋コーチン、薩摩地鶏と並ぶ日本三大美味鶏の一つ。秋田を代表する郷土料理きりたんぽ鍋」のだし具材には欠かせない。ブランドとして名高く、県外出荷が約7割を占める。2007年の偽装事件を受け、秋田県は08年、厳しい新基準を設けた「比内地鶏ブランド認証制度」を導入した。

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事典 日本の地域ブランド・名産品 「比内地鶏」の解説

比内地鶏[畜産]
ひないじどり

東北地方、秋田県の地域ブランド。
秋田比内鶏(オス)とロード種(メス)を掛け合わせ、秋田県比内地方で生産した食用肉鶏。秋田県北部の大地で平飼い・放し飼いにされ、150日以上かけじっくりと育てられる。自然な飼育法によって、肉は余分な脂肪がなく、適度な歯ごたえと弾力のある肉質が生まれる。秋田を代表する郷土料理・きりたんぽには欠かせない食材。2007(平成19)年6月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5052844号。地域団体商標の権利者は、あきた北央農業協同組合・かづの農業協同組合・あきた北農業協同組合・鷹巣町農業協同組合・秋田やまもと農業協同組合・あきた白神農業協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「比内地鶏」の解説

比内地鶏

秋田県比内地方で生産される地鶏。種鶏の品種は比内鶏(オス)、ロードアイランドレッド(メス)。地域団体商標。

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