民主行動党[マレーシア](読み)みんしゅこうどうとう[マレーシア](英語表記)Democratic Action Party

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

民主行動党[マレーシア]
みんしゅこうどうとう[マレーシア]
Democratic Action Party

略称 DAPマレーシア政党。中国系住民を支持基盤とする。シンガポール人民行動党の流れをくむ政党で 1966年3月,民主行動党と改称して結成。 69年5月の総選挙では野党連合に参加して支持を拡大した。 72年に発足した国民戦線には加入せず,野党にとどまる。 74年の総選挙では議席を減らしたが,78年には第3党の地位へ戻った。反マハティール派に対する弾圧が強まった 87年,リム・キット・シアンら党幹部が国内治安法違反で逮捕されたが,マレーシア華人協会が総裁問題で混乱したことも手伝って勢力は維持された。その後反マハティール勢力のイスラム統一戦線に加わって 90年総選挙では善戦し,野党第1党として活動している。

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