氷川町(読み)ひかわ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「氷川町」の意味・わかりやすい解説

氷川〔町〕
ひかわ

熊本県中部,八代平野北部にある町。中央を東西に走る氷川の下流域に位置し,北は宇城市,南は八代市に接する。東部山林および丘陵地帯。八代海に臨む西部には不知火干拓地が広がる。2005年竜北町,宮原町が合体。古代には火国と呼ばれ,古墳などが多く残る。江戸時代の熊本藩下においては宿場町として繁栄。沿岸部の干拓地ではイグサの栽培が盛んで,畳表や加工品などを特産する。もち米生産団地があり,生産高は全国有数。ほかにナシ,ザボン,イチゴなどを産する。中央部にある野津古墳群は墳丘長 62~102mの前方後円墳が 4基集まったもので,古代の豪族火君(ひのきみ)の墓といわれており,国の史跡に指定されている。付近には大野窟古墳(国の史跡),大野貝塚,高塚装飾古墳などがある。東部の立神峡など一部は五木五家荘県立自然公園に属する。国道3号線,443号線が通じる。面積 33.36km2。人口 1万1094(2020)。

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日本歴史地名大系 「氷川町」の解説

氷川町
ひかわちよう

2005年10月1日:八代郡竜北町宮原町合併
【竜北町】熊本県:八代郡
【宮原町】熊本県:八代郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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