氷菓子(読み)コオリガシ

精選版 日本国語大辞典 「氷菓子」の意味・読み・例文・類語

こおり‐がしこほりグヮシ【氷菓子】

  1. 〘 名詞 〙 アイスクリーム、シャーベット、アイスキャンデーなどの類。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「アイスクリームと云ひ日本語にて氷菓子と云ふ物の極上品なりと」(出典:団団珍聞‐五一八号(1885))

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改訂新版 世界大百科事典 「氷菓子」の意味・わかりやすい解説

氷菓子 (こおりがし)

アイスクリーム,シャーベット,アイスキャンデーなど,クリーム,ミルク,果汁その他に砂糖香料を加えてこおらせた菓子。氷菓とも呼ぶ。ただし,現在の日本の法規では乳脂肪乳固形分を含まぬものを氷菓と呼び,アイスクリーム類と区別している。この意味での氷菓には粉砕した氷にシロップをまぜ,容器に詰めて硬化したものがあり,大正末~昭和初期の東京ではかき氷にシロップをかけて蠟紙に包んだものが夜店などで売られ,〈氷菓子〉と呼んだことがある。
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世界大百科事典(旧版)内の氷菓子の言及

【アイスクリーム】より

…牛乳または乳製品を主原料とし,これに糖類,安定剤,乳化剤,香料その他を加えて凍らせた氷菓子。原料の配合比など一定しないため,日本では食品衛生法によってアイスクリーム類の成分規格と呼称が表のように定められている。…

※「氷菓子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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