精選版 日本国語大辞典 「永延」の意味・読み・例文・類語 えいえん【永延】 平安時代、一条天皇の代の年号。寛和三年(九八七)代始により改元。摂政藤原兼家の時代。永延三年(九八九)八月、永祚(えいそ)と改元された。出典は「後漢書‐馬融伝」の「豊千億之子孫、歴二万載一而永延」などによる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本の元号がわかる事典 「永延」の解説 えいえん【永延】 日本の元号(年号)。平安時代の987年から989年まで、一条(いちじょう)天皇の代の元号。前元号は寛和(かんな)。次元号は永祚(えいそ)。987年(寛和3)4月5日改元。一条天皇の即位にともない行われた(代始改元)。988年(永延2)、尾張国の郡司と百姓らが国守の藤原元命(もとなが)の苛政を朝廷に訴える「尾張国解文」事件が起こる。翌年(永祚1)、藤原元命の解任が決まった。 出典 講談社日本の元号がわかる事典について 情報