法論味噌(読み)ホロミソ

デジタル大辞泉 「法論味噌」の意味・読み・例文・類語

ほろ‐みそ【論味×噌】

焼き味噌ゴマ麻の実クルミサンショウなどを切りまぜて乾燥したなめ味噌

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精選版 日本国語大辞典 「法論味噌」の意味・読み・例文・類語

ほろ‐みそ【法論味噌】

  1. 〘 名詞 〙 焼味噌を日に干し、胡麻(ごま)、麻の実、胡桃(くるみ)山椒(さんしょう)などの香辛料を細かくして混ぜたもの。奈良興福寺法師が、維摩会(ゆいまえ)法論の時に食したという。あすか味噌。ほうろん味噌。ほうろ味噌。ほろん味噌。
    1. [初出の実例]「巻数神供油物ほろみそ一袋送之」(出典:言継卿記‐永祿七年(1564)正月三日)

ほうろ‐みそホフロ‥【法論味噌】

  1. 〘 名詞 〙ほろみそ(法論味噌)温故知新書(1484)〕
    1. [初出の実例]「夏まではさし出さりしほうろみそそれさへ月の秋を知るかな」(出典:七十一番職人歌合(1500頃か)一八番)

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「法論味噌」の解説

ほろみそ【法論味噌】

焼きみそを干して細かく刻み、ごま・麻の実・くるみ・さんしょうなどを細かく刻んで混ぜたもの。そのまま食べるほか和え物などにも用いる。◇奈良の寺院(興福寺・元興寺東大寺など)で法論の際に用いられたとされる。「ほろんみそ」「飛鳥みそ」ともいう。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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