法身説法(読み)ホッシンセッポウ

デジタル大辞泉 「法身説法」の意味・読み・例文・類語

ほっしん‐せっぽう〔‐セツポフ〕【法身説法】

仏語。真理としての法そのものが説法しているということ。密教で、大日如来法身のままで説法すること。また、その説法。

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共同通信ニュース用語解説 「法身説法」の解説

法身説法

法身説法ほっしんせっぽう 真理そのものを身体とした大日如来が、悟りを説くという考え。空海が学んだ真言密教核心一つ

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精選版 日本国語大辞典 「法身説法」の意味・読み・例文・類語

ほっしん‐せっぽう‥セッポフ【法身説法】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。
  2. 日本の真言宗教義で、大日如来が一切の根源である本地身としての法身の位において自ら説法するということ。ただし、真言宗内でも新義では、本地身である法身は行者視覚聴覚を超絶しているから、直接行者を守護し、行者と感応しうる仏身の姿において説法すると解する。これを加持身説法という。
  3. 法身はあらゆる形をとって現われるので、虫の声、風の音もすべて仏の説法であるということ。
    1. [初出の実例]「よみおく和歌の言葉までも、皆法身説法の妙文なれば」(出典:光悦本謡曲・杜若(1464頃))

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