デジタル大辞泉 「流れ渡る」の意味・読み・例文・類語 ながれ‐わた・る【流れ渡る】 [動ラ五(四)]土地から土地へと渡り歩く。「転々と諸国を―・る」[類語]流れ歩く・渡り歩く・うろつく・巡る・経巡る・二転三転・彷徨ほうこう・流浪るろう・漂流・回歴・遍歴・巡行・巡回・転転 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「流れ渡る」の意味・読み・例文・類語 ながれ‐わた・る【流渡】 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙① 川などを水の流れにまかせて渡る。[初出の実例]「沈まじな淵瀬はやくとへうたんの身はうきにうきなかれわたらん」(出典:狂歌・銀葉夷歌集(1679)九)② あたり一面に流れる。[初出の実例]「水は勢ひ盛んになりおびただしく流れわたるゆゑ」(出典:西洋道中膝栗毛(1874‐76)〈総生寛〉一四)③ 絶えることなく流れ続ける。[初出の実例]「したにのみながれわたるは冬かはのこほれるみづとわれとなりけり」(出典:敦忠集(10C後))④ 土地から土地を渡り歩く。[初出の実例]「宿無小僧となり、彼処の親戚此処の知己(しるべ)と流れ渡ってゐる内」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例