彷徨く(読み)ウロツク

デジタル大辞泉 「彷徨く」の意味・読み・例文・類語

うろ‐つ・く【彷徨く】

[動カ五(四)]目的もなくあちこち歩き回る。その辺りを行ったり来たりする。うろうろする。「のら犬が―・いている」
[類語]さすらうさまよう出歩くほっつくほっつき歩くほっつき回るぶらつくぶらぶらうろちょろうろうろちゃかちゃか徘徊彷徨低回流浪放浪漂泊流離漂流浮浪右往左往流れ歩く流れ渡る渡り歩く巡る経巡る二転三転回歴遍歴巡行巡回転転

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「彷徨く」の意味・読み・例文・類語

うろ‐つ・く【彷徨】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 ( 「つく」は接尾語 )
  2. あわてふためいてあちこち動く。うろたえてまごつく。
    1. [初出の実例]「迷惑がりつつ、一わうまはりてうろつくやうにすべし」(出典:評判記・色道大鏡(1678)四)
    2. 「決断がない、人の言にうろつく」(出典:学談雑録(1716頃))
  3. あてもなく歩く。また、同じ所を行ったり来たりする。
    1. [初出の実例]「一いきれ蝶もうろつくわか葉哉〈楚舟〉」(出典:俳諧・炭俵(1694)上)

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