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流れ藻 ながれも

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大辞林 第三版の解説

ながれも【流れ藻】

春から夏にかけて岩に着生していたホンダワラが、岩からはなれて浮いてかたまりとなって海の上を漂っている状態。中に稚魚などがすむ。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ながれも【流れ藻 floating seaweed】

藻場を形成するような海草・藻類がいろいろな原因で成育基盤を離れ,これらが寄り集まって漂流することがある。この集りを流れ藻という。海藻の種類によって漂流後の寿命が異なり,内湾のアマモなどは多く短期間で消失してしまう。したがって,流れ藻の構成種はそう多くない。ホンダワラ類は2~3ヵ月生き続け,量的にも多く,広い海域に出現する。サルガッソー海(藻海)は海面を流れ藻が埋めつくしている特殊な水域だが,この構成種はもともとはヨーロッパアフリカの沿岸で着生生活を送るホンダワラの種類が,海面での浮遊生活でも生活史を全うできるようになった変種である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

流れ藻
ながれも

海面を漂流する海藻のことで、その大部分はホンダワラ類である。海岸に生育していた海藻が強い波に引きちぎられ、潮目に集まって塊となったもので、ずっと成長を続けながら海流にのって移動する。流れ藻には、藻場と同じく小動物や魚類が集まり、生物社会を構成する。トビウオサンマサヨリなどは流れ藻を利用して産卵する。養殖魚類のなかでもっとも生産量の大きいハマチは、流れ藻の下のモジャコとよぶ天然稚魚をとって養殖するもので、流れ藻の量、移動はこの漁業に大きく影響する。[奥田武男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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