浅茅生(読み)あさじう

精選版 日本国語大辞典 「浅茅生」の意味・読み・例文・類語

あさじ‐う あさぢふ【浅茅生】

〘名〙 チガヤがまばらに生えているさま。また、その場所浅茅が原。
土左(935頃)承平五年正月七日「あさぢふののべにしあれば水もなき池に摘みつる若菜なりけり」
源氏(1001‐14頃)桐壺「いとどしく虫の音(ね)しげきあさぢふに露おきそふる雲のうへ人」

あさじ‐ふ あさぢ‥【浅茅生】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「浅茅生」の意味・読み・例文・類語

あさじ‐う〔あさぢふ〕【浅×生】

浅茅の生えている所。あさじはら。あさじ。
「いとどしく虫のしげき―に露おきそふる雲の上人」〈・桐壺〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「浅茅生」の解説

あさじお【浅茅生】

滋賀日本酒。酒名は、延宝5年(1677)聖護院宮道寛親王より賜った和歌にちなみ命名大吟醸酒純米吟醸酒純米酒本醸造酒などがある。原料米は五百万石、山田錦など。仕込み水は三井湧水蔵元の「平井商店」は万治元年(1658)創業。所在地は大津市中央。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

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