浜靫(読み)ハマウツボ

デジタル大辞泉 「浜靫」の意味・読み・例文・類語

はま‐うつぼ【浜×靫】

ハマウツボ科の一年生の寄生植物海岸砂地カワラヨモギの根に寄生し、高さ10~20センチ。太い黄褐色の茎にうろこ状の葉がまばらにつく。5、6月ごろ、茎の上部に、淡紫色唇形の花を密につける。ハマウツボ科の双子葉植物は寄生で葉緑素をもたず、多くは北半球温帯分布オニクナンバンギセルなども含まれる。

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精選版 日本国語大辞典 「浜靫」の意味・読み・例文・類語

はま‐うつぼ【浜靫】

  1. 〘 名詞 〙 ハマウツボ科の一年草。東アジア・ヨーロッパに広く分布し、海辺の砂地で主としてカワラヨモギの根に寄生する。高さ一五~三〇センチメートル。全体に葉緑素を欠き、白い軟毛を散布する。茎は太く、黄褐色で退化した鱗片状の葉をまばらに互生する。初夏、茎上部に長さ約二センチメートルの青紫色の唇形花を密に穂状につける。漢名、列当。《 季語・夏 》 〔物類品隲(1763)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「浜靫」の解説

浜靫 (ハマウツボ)

学名Orobanche coerulescens
植物。ハマウツボ科のカワラヨモギの根に寄生する寄生植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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