浮名(読み)ウキナ

デジタル大辞泉 「浮名」の意味・読み・例文・類語

うき‐な【浮(き)名/憂き名】

(浮き名)恋愛情事うわさ艶聞えんぶん。「―が立つ」
つらい嫌な評判。悪い評判。「浮き」への連想から、「流す」「川」などを縁語として用いる。
「―を西海なみに流し」〈平家・二〉
[類語]艶聞あだ名醜聞

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精選版 日本国語大辞典 「浮名」の意味・読み・例文・類語

ふ‐めい【浮名】

  1. 〘 名詞 〙 実質以上の名目や評判。分不相応な名誉。虚名
    1. [初出の実例]「世利元非心裏水、浮名尽是眼前花」(出典田氏家集(892頃)上・春日野寺道心)
    2. 「斯の如く攻撃保護の二論は皆各一理あれども大平和は浮名に近く」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
    3. [その他の文献]〔李白‐留別西河劉少府詩〕

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普及版 字通 「浮名」の読み・字形・画数・意味

【浮名】ふめい

虚名。

字通「浮」の項目を見る

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