浸透探傷(読み)しんとうたんしょう

百科事典マイペディアの解説

浸透探傷【しんとうたんしょう】

非破壊検査の一つ。着色した液体または蛍光物質溶液を被検査物に塗り,割れ目ピンホールなどのきずにしみ込ませ,白色微粉末(現像剤)によって欠陥を目立たせて検出する。磁気探傷法と違い非磁性体にも利用できるが,欠陥が表面に現れていないと適用できない。

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世界大百科事典 第2版の解説

しんとうたんしょう【浸透探傷】

非破壊検査法の一つで,構造物や機械部品の表面にある欠陥に特殊な液体を浸透させて肉眼で発見しやすくする方法。磁気探傷も同様の目的のものであるが,浸透探傷は磁性体である必要はなく,金属だけでなくプラスチックセラミックスにも応用される。また,工場の製品検査としても,使用しているものの点検にも利用されている。表面の欠陥はある程度以上大きくなれば肉眼ですぐ見つかるが,微細なものは発見しにくい。そこで,試験品の表面の油など異物をきれいに取り除いて,浸透液に浸すか,塗るかして,液が欠陥にしみこむのを待つ。

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