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液面計 えきめんけいliquid-level gauge

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

液面計
えきめんけい
liquid-level gauge

槽内の液面の高さの指示計。液高を自動調整するために,液ポンプの始動用継電器と連動するようにした場合が多いが,非常に多くの考案がある。 (1) 浮き子法 通常は浮き子に糸をつけてこれを滑車装置で槽外に導き,適当なおもりで浮き子と平衡させ,その上下で液高を知る。場合によれば浮き子に磁石をつけて槽壁に沿って上下するようにし,槽外の鉄片の位置で液高を知る方法もある。 (2) ガラスゲージ 槽の上下両端から支管を出し,これに目盛りつきガラス管を連結して液を導き,液高を読取る。 (3) 液圧法 槽底に届く管から空気を送り,泡の出始めるときの空気圧を圧力計ではかって液高を知る。これは潮汐計などにも利用されている。 (4) 超音波法 音響測深と同原理で,超音波送受波器を槽底に設置する方式と槽の頂上に置く方式とがある。前者は液高そのものをはかるが,後者は液面までの空気柱の高さをはかる。最も精密で遠隔指示や連続記録に適する。その他,2枚の同心円筒形蓄電器極板をなかば液に浸し,電気容量変化で液面の高下を知る蓄電器法,白金線をなかば液に浸して電流を通じ,浸された部分の冷却による抵抗減少を利用して,抵抗変化で液高を知る白金抵抗温度計法,放射線の液による吸収変化で液高を知る放射線法など,多くの種類がある。

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デジタル大辞泉の解説

えきめん‐けい【液面計】

容器内の液面の高さを外部に指し示す装置。容器内の液体が水の場合は水位計、オイルの場合は油面計ともいう。容器内の浮体の位置や底部での圧力から計測するもののほか、内部の液体を細管に導いて指示するものなどがある。レベルゲージ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

液面計
えきめんけい
level gauge

容器内の液面の位置を指示する装置。水面計ともいう。タンクなどの容器に付属したものと、計器として独立したものとがある。なお、被測定物が固体と液体の混合物や粉体などの場合には、レベル計とよばれる。多くの種類があるが、上・下端を容器と連通させた目盛り付きガラス管内の液面の位置を目で読み取る目盛り管式(ゲージグラス式)、液面に浮かべた浮子の位置を検出、指示する浮子式(フロート式)、液体の静水圧を利用する圧力式、液体による放射線吸収を利用する放射線式(ラジオ・アイソトープ式)などが代表的である。このほかにも、たとえばタンク内に設置した浮子に作用する浮力の変化や浮子の動きを利用したり、液面での光や音波の反射を利用したりする方法なども、状況に応じて用いられる。液面計の多くは、密閉された容器内の液体の量を外から知るために、遠隔指示装置(たとえば、浮子の動きを電気抵抗の変化に変換する装置)や自動制御装置とともに用いられる。[三井清人]

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世界大百科事典内の液面計の言及

【液位計】より

…液面計ともいう。タンク内や管路を流れる液体の表面の高さ,あるいは混合しない2種の液体の境界面の高さを測る測定器。…

※「液面計」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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