コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

混銑炉 こんせんろ (accumulating) mixer

4件 の用語解説(混銑炉の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

混銑炉
こんせんろ
(accumulating) mixer

高炉から出る溶銑を製鋼工程に送るまで貯留する炉。通常 300~1500t程度の容量をもち,水平円筒形の鉄板外被に厚く耐火煉瓦内張りした構造で,上部に溶銑注入口,正面に出銑口があり,必要ならば背面に出滓口をつける。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

混銑炉【こんせんろ】

高炉と製鋼炉の中間にあって溶銑を貯留,混合する炉。銑鋼一貫作業において高炉作業と製鋼作業の時間的なずれを調整し,同時に溶銑成分の均一化を行う。ふつう円筒形で,容量は500〜2500t。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

こんせんろ【混銑炉 mixer】

銑鋼一貫工程においては,高炉からの出銑量と製鋼工場の溶銑使用量が時間的に一致しない。そこで両者の間に,溶銑の貯蔵を行い需給のバランスをはかるとともに,出銑ごとに相違する溶銑の成分と温度を均一にするための炉を設置する。これを混銑炉という。円筒形の鉄皮の内側にケイ石煉瓦シャモット煉瓦などを内張りした炉で,貯銑容量は500~2500tくらいである(1800t炉の鉄皮寸法の一例は直径8m,長さ13m)。保熱燃料としては重油またはコークス炉ガスが使用される。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

混銑炉
こんせんろ
mixer

高炉(溶鉱炉)から出銑された溶銑の貯蔵、均質化、保温を目的とした炉。容量は500~2500トン、通常円筒形で、天井部分を高アルミナ質、直接溶銑に接する部分をマグネシアれんがで内張りする。受銑口、出銑口および排滓(はいさい)口を設け、炉体は前後に傾動できる。一般に同一高炉からでも出銑ごとに溶銑成分、温度はかなり変動する。混銑炉は、製鋼過程である転炉作業を合理的に安定して行わせ、鋼の成分、品質を制御するために主原料である溶銑を均一化させ、また転炉設備の補修時などにおける溶銑の貯蔵など高炉と転炉間の溶銑の流れの緩衝の役目をもする。近年、高炉の大型化による出銑量の飛躍的増加に伴い、取鍋(とりべ)と混銑炉の両機能をもつ混銑車トーピード・カーtorpedo carが出現した。名のごとく円錐(えんすい)を横に二つつないだ形である。混銑車における脱硫、脱リンなどの溶銑予備処理も活発に行われている。[井口泰孝]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の混銑炉の言及

【捏和】より

…粘稠物質は一般に温度の影響を強く受け,とくにその流動性は温度上昇とともに急激によくなるので,操作の容易性と製品品質の点から操作温度が決められる。 捏和装置としてはニーダーkneader(図1),ミキサーmixer,混練機,捏練機などと呼ばれる種々の型式のものがある(図2にシグマ型双腕捏和機を示す)。これらは強力な剪断作用を原料全体にまんべんなく繰り返して与え,原料の停滞付着部が生じないように容器およびかくはん翼などの形状がくふうされ,がんじょうな構造を有し,水蒸気や冷却水を通すジャケットなどの加熱・冷却機構を備えたものも多い。…

【ミキサー】より

…電気工学用語。放送の分野では,ミクサーともいう。放送やレコード録音,拡声などにおいて,いくつかのマイクロホンで収音した音,あるいはすでに録音してあるテープやレコードの音などを,それぞれの相対的なレベル(音の大きさ)や音色,さらに全体のレベルを調整しながら混合し,一つの演出意図にそった音の作品に作り上げる作業をミクシングと呼ぶが,このために使われる電気的な装置をミクサーという。ミクシング増幅器(アンプ),混合増幅器ともいい,またスタジオのコントロール・ルームで使われるような据置形のものは音声調整卓あるいはミクシング・コンソールと呼ばれることが多い。…

【ミキサー】より

…野菜や果物などの食品を細分,攪拌(かくはん),混合,製粉などする調理器。一般に電動機を動力とし,毎分2500~1万3000回転でカップ内部のカッターを回転させる。日本で初めて発売されたのは1948年で,アメリカのハウザー博士の,生ジュースを勧める《若く見え長生きするには》が日本でもベストセラーとなり,52年ころにはミキサー・ブームとなった。現在は年間生産170万台前後で普及率は50%台。攪拌のみを行うハンドミキサーも製菓などの際に用いられている。…

※「混銑炉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

混銑炉の関連キーワード八幡製鉄所スライム製鉄所銑鋼一貫メーカーに於いては老いては驎騏も駑馬に劣る一貫性の原則製鉄・製鋼銑鋼一貫経営銑鋼一貫製鉄所

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone