清凉寺式釈迦(読み)せいりょうじしきしゃか

百科事典マイペディアの解説

清凉寺式釈迦【せいりょうじしきしゃか】

清凉寺釈迦如来像の形式を模した仏像。原像は,入宋した【ちょう】然(ちょうねん)が浙江省台州開元寺のインド伝来と伝える釈迦像を現地で模刻させ,987年日本に持ち帰ったもの。インドにおける根本の像,三国伝来の像として盛んに信仰され,鎌倉時代には多くの模像を生んだ。像の特色はガンダーラ式の著しい平行衣文。現存作例は西大寺唐招提寺釈迦如来立像など。

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世界大百科事典 第2版の解説

せいりょうじしきしゃか【清凉寺式釈迦】

京都嵯峨清凉寺の本尊木造釈迦如来立像を模刻した像をいう。原像である清凉寺の本尊は,983年(永観1)に日本を発ち985年(寛和1∥北宋雍熙2)宋の台州開元寺におもむいた僧奝然(ちようねん)が同寺にあるインド伝来の釈迦如来立像の模刻を志し,張延皎,張延襲の兄弟に依頼して,7月21日から8月18日までという実に短日で完成をみた釈迦如来像である。三国伝来の釈迦,あるいは栴檀(せんだん)瑞像の釈迦と称される。

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