源氏蛍(読み)ゲンジボタル

デジタル大辞泉 「源氏蛍」の意味・読み・例文・類語

げんじ‐ぼたる【源氏蛍】

ホタル科の昆虫体長約1.5センチで日本産最大。体は黒く、胸部赤橙せきとう色で黒い十字紋がある。腹端に発光器をもち、夜強く光る。幼虫清流にすみカワニナなどを食う。本州四国九州分布。おおぼたる。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「源氏蛍」の意味・読み・例文・類語

げんじ‐ぼたる【源氏蛍】

  1. 〘 名詞 〙 コウチュウ目ホタル科に属する日本産最大のホタル。体長一二~一八ミリメートルに達する。体は全体に黒く、前胸背面は淡赤色で、ふつう中央に黒い十字形の紋がある。雌雄とも腹端に発光器があり黄白色に光る。幼虫は清流にすみ、巻き貝一種のカワニナを食べる。本州以南の各地に分布し、川辺に見られる。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「此美観を蛍合戦と称し、随って源氏蛍(ゲンジホタル)平家蛍の名も出来たのであるが」(出典面白半分(1917)〈宮武外骨蛍合戦は恋の争ひ)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「源氏蛍」の解説

源氏蛍 (ゲンジボタル)

学名Luciola cruciata
動物。ホタル科の昆虫

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