演義(読み)エンギ

デジタル大辞泉 「演義」の意味・読み・例文・類語

えん‐ぎ【演義】

物事道理意味をわかりやすくくだいて説明すること。
中国で、歴史上事実をおもしろく脚色し、俗語をまじえて平易に述べた小説演義小説。「三国志演義

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精選版 日本国語大辞典 「演義」の意味・読み・例文・類語

えん‐ぎ【演義】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「演」は敷衍(ふえん)、引き延ばすの意 ) 事実をおもしろく引き延ばして述べること。〔潘岳‐西征賦〕
  3. 歴史上の事実に基づき、それを興味深く平易な文で書いた通俗小説。「三国志」に基づいた「三国志通俗演義」など。演義小説。
    1. [初出の実例]「予嘗(かつて)為朝の人となりを歎唱す。よりて今その演義(ヱンギ)一書を大成し」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)残)

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普及版 字通 「演義」の読み・字形・画数・意味

【演義】えんぎ

道理や事実をくわしく述べる。〔後漢書逸民、周党伝〕黨等、は演義すること能はず、武は君に死すること能はず。名をして、三の位を庶(ねが)ふ。~皆大いに不なり。

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