敷衍(読み)フエン

デジタル大辞泉 「敷衍」の意味・読み・例文・類語

ふ‐えん【敷×衍/布×衍/敷延】

[名](スル)《「衍」はのべる意》
おし広げること。
「それを種にして、空想で―した愚痴」〈宇野浩二・蔵の中〉
意味趣旨をおし広げて説明すること。例などをあげて、くわしく説明すること。「教育問題を社会全般に―して論じる」
[類語]論説説明解説説く達意論ずる言説総論汎論概論通論概説略説各論総説要説補説図説

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「敷衍」の読み・字形・画数・意味

【敷衍】ふえん

ひろめ及ぼす。敷演。〔宋史、儒林五、沖伝〕上(しやう)(もと)より左氏春秋を好む。沖と朱震とに命じて專せしむ。沖、經旨を衍し、因りて以て規諷す。上、未だ嘗(かつ)て善とせずんばあらず。

字通「敷」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android