ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「瀬戸内市」の意味・わかりやすい解説 瀬戸内〔市〕せとうち 岡山県南東部,岡山平野の東部から瀬戸内海岸にかけて広がる市。長島,前島など瀬戸内海の島嶼を含む。 2004年牛窓町,邑久町,長船町の3町が合体して市制。市の西部では吉井川下流の沖積平野に古くから農村が開け,縄文・弥生時代の貝塚が残る。牛窓は西国航路の潮待ち港,風待ち港として発展し,近世には岡山藩の重要港。長船は刀鍛冶の中心地として知られ,備前長船は特に有名。吉井川流域の平坦地では米作が行なわれ,丘陵地では備前かぼちゃなどの野菜や果樹を栽培。牛窓はオリーブの産地として知られ,虫明湾などで養殖されるカキも特産品。本蓮寺本堂など国の重要文化財が多数あり,備前焼のルーツといわれる須恵器が生産された寒風古窯跡群は国の史跡。本庄には竹久夢二の生家がある。島嶼部などが瀬戸内海国立公園に属する。 JR赤穂線が市の北西部を走る。面積 125.46km2。人口 3万6048(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本歴史地名大系 「瀬戸内市」の解説 瀬戸内市せとうちし 2004年11月1日:邑久郡長船町・邑久町・牛窓町が合併・市制施行⇒【長船町】岡山県:邑久郡⇒【邑久町】岡山県:邑久郡⇒【牛窓町】岡山県:邑久郡 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by