瀬田の唐橋(読み)セタノカラハシ

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精選版 日本国語大辞典 「瀬田の唐橋」の意味・読み・例文・類語

せた【瀬田】 の=唐橋(からはし)[=長橋(ながはし)

  1. 滋賀県大津市の瀬田川にかかる、旧東海道の橋。古来京都を守る東の要害。また、その夕映は「瀬田の夕照(せきしょう)」として近江八景の一つ。瀬田橋。
    1. [初出の実例]「〈末〉馬に走り乗り 渡れど渡られぬ せた乃加良者之(ノカラハシ)をゆか 誰か行く」(出典:承徳本古謡集(1099)気比の神楽)

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デジタル大辞泉プラス 「瀬田の唐橋」の解説

瀬田の唐橋

滋賀県大津市の瀬田川に架かる橋。神功皇后時代にはすでに存在したとも言われている歴史ある橋で、織田信長が現在の大橋小橋の形に整備した。京都へ通じる軍事交通要衝で、しばしば歴史的騒乱舞台ともなった。現在の橋は1979年に架け替えられたもの。「唐橋」の名で「日本の道百選」(建設省)に選定されている。

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