点字ブロック(読み)てんじブロック

精選版 日本国語大辞典 「点字ブロック」の意味・読み・例文・類語

てんじ‐ブロック【点字ブロック】

〘名〙 (ブロックはblock) 視覚障害者誘導用の区画道路や駅のプラットホームなどに敷設して、足の裏の感覚位置方向を知るための点状、線状突起がある。〔自動車よ驕るなかれ(1970)〕

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デジタル大辞泉 「点字ブロック」の意味・読み・例文・類語

てんじ‐ブロック【点字ブロック】

歩道や公共建築物、駅のプラットホームなどに敷設された視覚障害者誘導用のブロック。介護者なしで歩く視覚障害者の安全を図るためのもので、突起がつけられていて足の裏の触感で位置や方向が分かるようになっている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「点字ブロック」の意味・わかりやすい解説

点字ブロック
てんじブロック

視覚障害者の歩行支援を目的に敷設されるブロック,あるいはタイル総称。正式には視覚障害者誘導用ブロックといい,点字ブロックは安全交通試験研究センターが開発したコンクリート製品の商標だが,今日では総称として広く使われている。視覚障害者が歩道などに敷設されたブロックなどの突起を踏むことによって,前方の危険や進行方向,進路変更などを知ることができる。1967年,三宅精一の考案により岡山県立岡山盲学校近くの横断歩道に初めて敷設された。1970年,大阪府の国鉄阪和線我孫子町駅が鉄道で初めて導入し,駅プラットホーム上での安全対策として認知されると,東京都道路局安全施設課がこれを採用し,その後全国的に敷設が進んだ。普及とともに類似品が増加し,その不統一さが視覚障害者の混乱と危険を招くことから,2001年にブロック上の突起の形状寸法およびその配列について JIS規格が制定された。点状突起は注意喚起,線状突起は移動方向を表す。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「点字ブロック」の意味・わかりやすい解説

点字ブロック
てんじぶろっく

視覚障害者誘導用ブロック

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