精選版 日本国語大辞典 「為損・仕損」の意味・読み・例文・類語
し‐そこない ‥そこなひ【為損・仕損】
〘名〙 (「しぞこない」とも) やり方をまちがえたり、結果がよくなかったりして思う通りにならないこと。また、うっかりしてよくないことをしてしまうこと。また、その物事。やりそこない。しくじり。失敗。しそんじ。しそこね。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)九「出てよい時は出ひっこうでよい時はひっこむ。これによってしそこないなくして忠厚なる者と人に思はるる也」
し‐そん・ずる【為損・仕損】
〘他サ変〙 しそん・ず 〘他サ変〙 =しそこなう(為損)
し‐そこな・う ‥そこなふ【為損・仕損】
〘他ワ五(ハ四)〙 (「しぞこなう」とも) 物事のやり方をまちがえる。また、思惑とちがった結果を引き起こす。やりそこなう。しくじる。失敗する。しそんじる。しそんずる。
し‐そんじ【為損・仕損】
〘名〙 =しそこない(為損)
※俳諧・青根が峯(1698)俳諧自讚之論「師が当歳旦に、としどしや猿にきせたる猿の面、といふ句、全く仕損の句也」
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