酷薄(読み)コクハク

デジタル大辞泉 「酷薄」の意味・読み・例文・類語

こく‐はく【酷薄/刻薄】

[名・形動]残酷で薄情なこと。また、そのさま。「―な高利貸し
[派生]こくはくさ[名]
[類語]冷たい冷ややか冷淡薄情不人情非人情無情非情冷酷冷血クール無慈悲心無い血も涙も無いむごいむごたらしい陰惨無残血なまぐさい酸鼻残酷残虐残忍苛酷暴虐悲惨凄惨惨憺さんたんひどい痛ましい痛痛しい見るに忍びない目も当てられない暴戻ぼうれい凄愴せいそう惨烈酷烈戦慄惨劇猟奇猟奇的嗜虐しぎゃく嗜虐しぎゃくすさまじいグロテスク阿鼻叫喚目を背ける

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精選版 日本国語大辞典 「酷薄」の意味・読み・例文・類語

こく‐はく【酷薄・刻薄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 残酷で薄情なこと。むごくて人情の薄いこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「刻薄 せせかわしうて」(出典:杜詩続翠抄(1439頃)九)
    2. 「人心刻薄し、好乱之患あらんか」(出典太閤記(1625)二)
    3. 「実に君等は惨忍刻薄(コクハク)なことをする」(出典:第三者(1903)〈国木田独歩〉八)
    4. [その他の文献]〔北史‐抱嶷伝〕

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普及版 字通 「酷薄」の読み・字形・画数・意味

【酷薄】こくはく

非情。

字通「酷」の項目を見る

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