はく‐じょう〔‐ジヤウ〕【薄情】
[名・形動]人情に薄いこと。思いやりの気持ちがないこと。また、そのさま。「薄情なしうち」「薄情者」
[派生]はくじょうさ[名]
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薄情
絲山秋子の長編小説。地方都市に住む青年の内面を描く。2015年刊。第52回谷崎潤一郎賞受賞。
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うす‐なさけ【薄情】
〘名〙 受ける側にとって、長続きがしないで、失われることが惜しまれるような情愛をいう。なまなかの愛情。はかない愛情。あだなさけ。〔文明本節用集(室町中)〕
※俳諧・犬子集(1633)一一「兎角なにはのうらみある人 芦づつのうすなさけこそうるさけれ〈重頼〉」
はく‐じょう ‥ジャウ【薄情】
〘名〙 (形動) 義理・人情にうすいこと。愛情に乏しいこと。親しみや思いやりの気持が少ないこと。また、そのさま。〔文明本節用集(室町中)〕
※洒落本・郭中掃除雑編(1777)「禿達から薄情(ハクジャウ)の土地にそだち」
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