無罪の推定(読み)むざいのすいてい

世界大百科事典 第2版の解説

むざいのすいてい【無罪の推定】

裁判で最終的に有罪ときまった者だけが犯人と呼ばれてよく,被疑者被告人となっただけではまだ犯人ではない。こうして,すべての被疑者・被告人は無罪の可能性があり,できる限り市民的権利が保障されるべきだという原則を無罪の推定(広義)という。人権思想が未発達の時代には,嫌疑をかけられただけで犯人であるかのように扱われた。しかも,証拠不十分等の理由で有罪を宣告することができない場合にも,いわゆる嫌疑刑が科せられ,無罪の推定が働く余地はなかった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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