デジタル大辞泉
「無限大」の意味・読み・例文・類語
むげん‐だい【無限大】
[名・形動]
1 限りなく大きいこと。「無限大な(の)宇宙」
2 数学で、変数xの絶対値がどんな正の数よりも大きくなりうること。x→∞またはx→-∞と表す。⇔無限小。
[類語]最大・極大
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むげん‐だい【無限大】
- 〘 名詞 〙
- ① ( 形動 ) 限りなく大きいこと。大きさが限りないこと。また、そのさま。
- [初出の実例]「自然の景象が無限大(ムゲンダイ)の感を養ひ来るに如かざるなり」(出典:詩文の粉飾(1889)〈内田魯庵〉)
- ② 数学で、変数xが、どんなに大きな正数よりもなお大きくなる場合の、その変数xの状態。記号 x→∞ (無限大)を用いて表わす。変数xの符号をかえたもの -x が無限大になるとき、その変数xは負の無限大になるといい、記号 x→-∞ を用いる。これと区別する必要のあるときは、前者を正の無限大といい、x→+∞ で表わす。また、変数xの絶対値が正の無限大になることをxは無限大になるということもある。〔数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書(1889)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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無限大
むげんだい
infinitely large
関数f(x)について、x→a(または、x→a+0,x→a-0,x→∞など)のとき、f(x)→∞(あるいはf(x)→-∞)となるならば、x→aのとき、f(x)は無限大であるという。
f(x),g(x)がともに無限大のとき、

を不定形の極限値という。これについてはロピタルの定理がある。
[竹之内脩]
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無限大【むげんだい】
変数xが,どんな正数Mをとってもそれより大きくなる(または−Mより小さくなる)とき,xは正の(または負の)無限大になるといい,x→+∞(またはx→−∞)で表す。また関数f(x)の値が,xをaに十分近づければどんな正数Mよりも大きくなる(または−Mより小さくなる)とき,xがaに近づくときのf(x)の極限は正の(または負の)無限大であるといい,(式1)で表す。
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無限大
むげんだい
infinity
1つの変数 xが,どのような正の数 Kを指定しても,必ずそれより大きい値をとりうるとき,変数 xは (正の) 無限大になるといい,記号 x→∞で表わす。そして,無限大になる変数 xを単に無限大という。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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無限大〔雑誌〕
日本アイ・ビー・エム株式会社が発行していた企業広報誌。1969年創刊。現在は休刊。
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内の無限大の言及
【無限大・無限小】より
…実数全体に,+∞,-∞と書く新しい二つの要素をつけ加えて,それぞれ正の無限大,負の無限大と名付け,すべての実数aに対して-∞<a<+∞なる大小関係を規約する。+∞を単に∞と書き,無限大と呼ぶこともある。…
※「無限大」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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