改訂新版 世界大百科事典 「無霜期間」の意味・わかりやすい解説 無霜期間 (むそうきかん)frost free period 終霜の翌日から初霜の前日までの,霜をみない期間。日最低気温が約3℃以下あるいは日平均気温が約10℃以下になる可能性のない期間とほぼ一致する。無霜期間は海岸や山地の斜面に比べ内陸や盆地で短く,地形や水陸分布に関係するが,日本ではだいたい北海道で120~140日,関東地方で200~220日の程度である。作物栽培の条件として重要で,茶は170日以上,サツマイモは160日以上,小麦90日以上,綿花は200日以上が必要である。執筆者:設楽 寛 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「無霜期間」の意味・わかりやすい解説 無霜期間むそうきかんfrostless period 終霜から初霜までの霜のおりない期間。これに対して初霜から終霜の間を霜期間という。霜のおりる地域の分布は最低気温の分布と密接な関係があり,冷気の流れやすい霜道 や,冷気のたまりやすい霜穴では無霜期間が短くなる。平均の無霜期間は札幌で 4月25日~10月21日,東京で 2月27日~12月13日,鹿児島で 3月7日~12月3日である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by