照射線量(読み)ショウシャセンリョウ

デジタル大辞泉 「照射線量」の意味・読み・例文・類語

しょうしゃ‐せんりょう〔セウシヤセンリヤウ〕【照射線量】

物質に照射されたX線γガンマ線の量。単位クーロン。旧単位はレントゲン

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精選版 日本国語大辞典 「照射線量」の意味・読み・例文・類語

しょうしゃせん‐りょうセウシャリャウ【照射線量】

  1. 〘 名詞 〙 放射性物質から出て物体に当たるX線やγ線などの放射線の、標準状態にある空気中で測られたエネルギーの量。また、それによる被曝の量。単位はレントゲン(R)。

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化学辞典 第2版 「照射線量」の解説

照射線量
ショウシャセンリョウ
exposure

質量Δmの空気の体積要素内で,X線あるいはγ線によって生じる荷電粒子のうち,一方符号電荷総量をΔQとするとき,

ΔQmX
をその放射線の照射線量といい,単位はレントゲン(R)である.

1 R = 2.58×10-4 C kg-1
この単位は,空気0.001293 g(0 ℃,1 atm(101 kPa)の純粋空気1 cm3 の質量)当たりの電荷量1 esu と数値的には同じである.照射線量は放射線の存在する空間での放射線量を表すもので,照射された物質が実際に吸収した吸収線量とは区別しなければならないし,次元も異なる.たとえば,照射線量1 R のγ線は,空気に対しては0.869 rad(1 rad = 10-2 Gy,1 Gy = 1 J kg-1)の吸収線量を与え,水に対しては0.965 rad を与える.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「照射線量」の意味・わかりやすい解説

照射線量 (しょうしゃせんりょう)

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栄養・生化学辞典 「照射線量」の解説

照射線量

 X線やγ線などを照射したときの量.グレイ(Gy)という単位で表示する.以前はレントゲンという単位が用いられた.

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「照射線量」の意味・わかりやすい解説

照射線量
しょうしゃせんりょう

放射線治療学」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の照射線量の言及

【放射線量】より

…放射線量とは放射線のエネルギー吸収に関係した量をいい,通常は放射線の吸収エネルギーを物質の質量で除した量,すなわち吸収線量をいう。広義には照射線量や線量当量を含む。
[吸収線量]
 放射線は電荷をもつ荷電放射線(運動エネルギーを有する電子や陽子など)と電荷をもたない非荷電放射線(X線やγ線など)に大別される。…

※「照射線量」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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