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熊山遺跡 くまやまいせき

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大辞林 第三版の解説

くまやまいせき【熊山遺跡】

岡山県赤磐あかいわ市の熊山山頂にある奈良時代の石積遺構。三段の方形石積には、龕がん(=仏像を納める厨子)があり、奈良三彩壺が出土している。仏教の塔の一種。

出典|三省堂
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国指定史跡ガイドの解説

くまやまいせき【熊山遺跡】


岡山県赤磐市奥吉原にある仏教遺跡。標高507.8mの熊山山頂の平坦地に割り石を積み上げた、ピラミッドを思わせる石積み遺構である。岩盤上に1辺約11.4mの方形の基壇を築き、その上に3段の石積みを構築している。1段目は1辺の長さ約7.7m、高さ約1.18m、2段目は1辺の長さ約5.1m、高さ約1.26mで、3段目は1辺の長さ約3.55m、高さ約1mである。2段目にはそれぞれの側面中央に石龕(せきがん)がある。3段目の頂部中央には方形の竪穴(たてあな)が設けられていた。内部には、陶製筒形容器と奈良三彩小壺(さんさいこつぼ)が納められていたが、1937年(昭和12)に盗掘にあい、現在は陶製筒形容器だけが残っている。遺構は鑑真(がんじん)和尚によって開基された戒壇跡ともいわれているが、奈良市にある頭塔(ずとう)、堺市にある土塔(どとう)と同様の性格をもち、奈良時代における仏教的施設の遺構と推定されている。類例のない石積み遺構として、1956年(昭和31)に国の史跡に指定された。山陽自動車道山陽ICまたは和気ICから車で約1時間。

出典|講談社
(C)Kodansha 2013.
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世界大百科事典内の熊山遺跡の言及

【熊山[町]】より

…山陽町に続く西部丘陵地帯には大規模な住宅団地が造成中で,岡山市のベッドタウンとして発展が見込まれている。熊山の頂上には割石を3段に積んだ熊山遺跡(史)がある。【上田 雅子】。…

※「熊山遺跡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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