熊谷太三郎(読み)クマガイ タサブロウ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「熊谷太三郎」の解説

熊谷 太三郎
クマガイ タサブロウ


肩書
参院議員(自民党),元・熊谷組会長,元・福井市長

生年月日
明治39年11月3日

出生地
福井県福井市

学歴
京都帝大経済学部〔昭和5年〕卒

経歴
昭和8年福井市議会議長を経て、20年10月〜34年福井市長を務めた。20年の福井大空襲や23年の福井大地震で壊滅した福井市を、道路計画を立て、下水道整備を進め、下水道普及率全国一の都市に再生させた。37年参院議員に転じ、連続5選。この間、52年福田内閣で科学技術庁長官に就任。一方、家業熊谷組に入り、副社長を経て、昭和15年社長、43〜52年会長を歴任アララギ派歌人としても知られ、歌集に「しづかな春」「雪明」などがある。

受賞
紺綬褒章〔昭和13年〕 藍綬褒章〔昭和32年〕 BCS賞〔昭和33年〕

趣味
短歌 随筆

没年月日
平成4年1月15日

家族
父=熊谷 三太郎(熊谷組創業者) 長男=熊谷 太一郎(熊谷組会長)

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「熊谷太三郎」の解説

熊谷 太三郎
クマガイ タサブロウ

昭和・平成期の政治家,実業家 参院議員(自民党);元・熊谷組会長;元・福井市長。



生年
明治39(1906)年11月3日

没年
平成4(1992)年1月15日

出生地
福井県福井市

学歴〔年〕
京都帝大経済学部〔昭和5年〕卒

主な受賞名〔年〕
紺綬褒章〔昭和13年〕,藍綬褒章〔昭和32年〕,BCS賞〔昭和33年〕

経歴
昭和8年福井市議会議長を経て、20年10月〜34年福井市長を務めた。20年の福井大空襲や23年の福井大地震で壊滅した福井市を、道路計画を立て、下水道整備を進め、下水道普及率全国一の都市に再生させた。37年参院議員に転じ、連続5選。この間、52年福田内閣で科学技術庁長官に就任。一方、家業の熊谷組に入り、副社長を経て、昭和15年社長、43〜52年会長を歴任。アララギ派の歌人としても知られ、歌集に「しづかな春」「雪明」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「熊谷太三郎」の解説

熊谷太三郎 くまがい-たさぶろう

1906-1992 昭和-平成時代の実業家,政治家。
明治39年11月3日生まれ。熊谷組創業者熊谷三太郎の子。昭和15年熊谷組社長,43年会長。20年から14年間福井市長をつとめ,戦災震災からの復興につくす。37年参議院議員(当選5回,自民党),52年福田内閣の科学技術庁長官。平成4年1月15日死去。85歳。福井県出身。京都帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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