熊谷組(読み)くまがいぐみ

共同通信ニュース用語解説 「熊谷組」の解説

熊谷組

福井県の石工職人だった創業者が1898年に地元の水力発電所工事を請け負ったことを起源とし、1938年に法人化した。本社は東京都新宿区で登記上の本店は福井市に置く。関西電力黒部川第4発電所(富山県黒部市)の建設では、資材を運ぶトンネル工事を担当。小説「黒部の太陽」で取り上げられた。最近では、2020年東京五輪の選手強化を見据えた低酸素環境施設や商業施設が入るビルを東京都江東区に建設した。19年3月期の連結売上高は約3900億円。

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百科事典マイペディア 「熊谷組」の意味・わかりやすい解説

熊谷組[株]【くまがいぐみ】

準大手ゼネコン。1898年熊谷三太郎が土木建築請負業を創業。1938年福井市に熊谷組を設立。元は飛島組(現飛島建設)の傘下企業。民間では国内で初めてシールド工法を導入し,ダム・トンネル等の大型土木に強く,東京湾横断道建設にも参加。積極的な営業展開で北米等先進国にも進出海外受注では業界トップ級だったが,英米豪の大規模不動産開発がバブル破綻に直撃され,2000年9月,4500億円の債権放棄要請を軸とした経営再建計画を発表し再建中。本社東京。2011年資本金133億円,2011年3月期売上高2404億円。売上構成(%)は,土木27,建築50,子会社23。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「熊谷組」の意味・わかりやすい解説

熊谷組
くまがいぐみ

総合建設会社。1898年創業。1938年株式会社に改組して現社設立。初期から土木建設工事を手がけ,今日の JR飯田線を完成佐久間発電所秋葉ダム,黒四ダム大町トンネルなどを建設し,大型土木工事では長い伝統をもつ。また,新宿野村ビル,TAIPEI 101などの超高層ビルも手がけた。1976年のホンコン支店開設以降,海外,特に東南アジアに進出。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「熊谷組」の解説

熊谷組

正式社名「株式会社熊谷組」。英文社名「Kumagai Gumi Co., Ltd.」。建設業。明治31年(1898)個人創業。昭和13年(1938)設立。本社は東京都新宿区津久戸町。建築・土木会社。福井県発祥で原子力発電所建設を手がけた。ダムなどの大型土木工事や超高層ビル建設で実績東京証券取引所第1部上場。証券コード1861。

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