片っ端から(読み)カタッパシカラ

デジタル大辞泉 「片っ端から」の意味・読み・例文・類語

かたっぱし‐から【片っ端から】

[副]たくさんあるものを次々に処理していくさま。次から次へと。手当たり次第に。かたはしから。「問題片っ端から解いていく」
[類語]行き当たりばったり適当いい加減生半可ぞんざい投げ遣りちゃらんぽらんでたらめ無責任人任せ天道任せ運任せ風任せ成り行き任せ無計画出たとこ勝負手当たり次第

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精選版 日本国語大辞典 「片っ端から」の意味・読み・例文・類語

かたっぱし‐から【片端から】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「かたっぱし」に、助詞「から」のついた語。「かたっぱじから」とも )
  2. 端の方からつぎつぎと。手当たり次第に。つぎつぎと。かたっぱし。
    1. [初出の実例]「大寒、小寒、八専等、かたっはじからひろいなげにあいける所へ」(出典:咄本・鯛の味噌津(1779)角力)
    2. 「友達を片端(カタッパシ)から批評し始めた」(出典明暗(1916)〈夏目漱石〉二三)
  3. 端のほうまで全部
    1. [初出の実例]「言葉が英吉利のやうだがかたっぱしから黒ン坊ばかりだぜ」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉四)

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