無責任(読み)ムセキニン

デジタル大辞泉 「無責任」の意味・読み・例文・類語

む‐せきにん【無責任】

[名・形動]
責任がないこと。「事故についての無責任を主張する」
責任を自覚しないこと。責任感がないこと。また、そのさま。「無責任発言
[類語]適当いい加減生半可ぞんざい投げ遣りでたらめちゃらんぽらん行きあたりばったり無神経人任せ天道任せ運任せ風任せ成り行き任せ無計画出たとこ勝負ぶっつけ本番手当たり次第片っ端から鈍感鈍いうかつ無自覚無感覚不用意不注意無意識的散漫抜かり手落ち手抜かりそつ手抜き遺漏疎漏抜かるうっかりうかうかノーマーク無意識ゆくりなく知らず知らず思わず知らず思いがけず思いも寄らない思わず覚えずひょっと我知らず我にもなくついついつい不覚不意ふと図らず図らずも何気なしうかうかうかと予想外意想外ひょんな潜在意識無意

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無責任」の意味・読み・例文・類語

む‐せきにん【無責任】

〘名〙
① 責任がないこと。責任を負わないこと。
福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉老余の半生「蔭弁慶こそ無責任(ムセキニン)空論と為り、罵詈讒謗毒筆となる」
② (形動) 責任観念が乏しいこと。責任を重んじないこと。また、そのさま。
破戒(1906)〈島崎藤村一四「其様な無責任なことを言ふ筈も有ません」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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