生半可(読み)なまはんか

精選版 日本国語大辞典 「生半可」の意味・読み・例文・類語

なま‐はんか【生半可】

〘名〙 (形動) 物事がいい加減で十分でないこと。また、そのさま。中途はんぱ。不十分。なまなか。なまはんじゃく。なまにんじゃく。
※いさなとり(1891)〈幸田露伴〉四一「生半可(ナマハンカ)の奴郎(やらう)の」
鳥影(1908)〈石川啄木〉一「生半可な文学談などをやる若い少尉を伴れて来て」

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デジタル大辞泉 「生半可」の意味・読み・例文・類語

なま‐はんか【生半可】

[名・形動]十分でなく中途半端であること。いいかげんであること。また、そのさま。「生半可な(の)知識」「生半可な気持ちではだめだ」
[類語]いい加減適当ぞんざい投げ遣りでたらめちゃらんぽらん行きあたりばったり無責任不備不正確不十分不完全不徹底不行き届き半端中途半端宙ぶらりん人任せ天道任せ運任せ風任せ成り行き任せ無計画出たとこ勝負ぶっつけ本番手当たり次第片っ端からなまじなまじっかなまなかなまじい生煮え生ぬるい手ぬるいおざなりなおざり微温的不束ふつつかつたない不肖野育ち至らぬ半人前青臭い未熟不慣れ不調法不敏浅はか浅薄浅慮浅才無考え愚か愚かしい足りない不見識無定見

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