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牛歩戦術 ぎゅうほせんじゅつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

牛歩戦術
ぎゅうほせんじゅつ

議事を妨害する目的で採決に長時間を費やさせる議会戦術。記名投票にあたり,呼名された議員が牛の歩みのようにゆっくりと時間をかけて投票箱まで進み投票を行うため,この名がついた。議事日程をできるかぎり遅らせ,時間切れ廃案を目指す目的で用いられる。投票に制限時間が特別に設けられていない日本では,少数野党の有効な抵抗手段として多用され,投票だけに8時間以上かかった事例もある。しかしこのような議事妨害に対し,少数派の神聖で平和的な抵抗手段とみる意見と,議会機能を低下させ議会に対する国民の信頼をそこなうという意見があるが,近年では後者の意見が有力である。そのため 1992年の PKO (→平和維持活動 ) 協力法の衆議院における採決では,議長が議事整理権を行使し,投票時間に制限を加えた。

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デジタル大辞泉の解説

ぎゅうほ‐せんじゅつ〔ギウホ‐〕【牛歩戦術】

議会などで審議引き延ばしのため、投票などの際にのろのろと行動すること。

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大辞林 第三版の解説

ぎゅうほせんじゅつ【牛歩戦術】

議会で、審議を引き延ばすために、投票のとき、極端なのろのろ歩きをすること。

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世界大百科事典内の牛歩戦術の言及

【議事妨害】より

…日本では,1929年の選挙区改正法案をめぐる議事妨害が有名である。日本で用いられるおもな方法は,記名投票に際しての〈堂々めぐり〉によって時間を空費させることで,ときには〈牛歩戦術〉が用いられることもある。こうした手段が功を奏さない場合には,しばしば座込みや議長席の占拠などの非常手段がとられる。…

※「牛歩戦術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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