特進(読み)トクシン

デジタル大辞泉 「特進」の意味・読み・例文・類語

とく‐しん【特進】

[名](スル)
特別のはからいで昇進すること。「二階級特進する」
正二位の唐名
[類語]栄進昇進昇格昇任栄達昇級昇段栄転出世立身累進格上げ利達進む功名立身出世成り上がり成り上がる身を立てる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「特進」の意味・読み・例文・類語

とく‐しん【特進】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 正二位の唐名。〔職原鈔補遺(15C中)〕
  3. 中国官名。三公の下。漢代にはじまり、明まで行なわれた。
    1. [初出の実例]「代宗のとき天竺の不空三蔵をたっとび給ふあまりにや特進試鴻臚卿をさづけらる」(出典:天文本神皇正統記(1339‐43)称徳)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐和帝紀〕
  4. 特別の扱いで昇進すること。「二階級特進
    1. [初出の実例]「B29に対し体当りを敢行せる沢本政美陸軍軍曹に対し、特別任用令による特進が六日発令されたが」(出典:朝日新聞‐昭和二〇年(1945)一月七日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android