立身(読み)リッシン

デジタル大辞泉 「立身」の意味・読み・例文・類語

りっ‐しん【立身】

[名](スル)
世に認められて、一人前になること。社会的に高い地位につくこと。「官界立身する」
律令制初位しょい別称
[類語]出世利達功名立身出世成り上がり成り上がる栄進昇進昇格昇任栄達昇級昇段栄転累進特進格上げ進む身を立てる

たち‐み【立(ち)身】

立って身構えること。立ち上がろうと身構えること。
立っているからだ。立ち姿。

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精選版 日本国語大辞典 「立身」の意味・読み・例文・類語

りっ‐しん【立身】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 修養して一人前になること。また、社会的な地位を得ること。世間に認められて栄達すること。
    1. [初出の実例]「只以奉公之積立身之計」(出典明衡往来(11C中か)下本)
    2. 「控ふべき所にては控へなど、様々心遣ひして立身せられし人也」(出典:申楽談儀(1430))
    3. [その他の文献]〔孝経‐開宗明誼章〕
  3. 令制初位(しょい)の別称。

たち‐み【立身】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 立ち上がろうと身構えること。相手に打ちかかろうとする身構え。
    1. [初出の実例]「太刀打ちか鑓(やり)か扨は立身か」(出典:浄瑠璃信州川中島合戦(1721)二)
  3. 立っている姿。芝居舞踊で、立っている体。
    1. [初出の実例]「宗九郎、立身にて切掛けているを」(出典:歌舞伎・韓人漢文手管始(唐人殺し)(1789)一)

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普及版 字通 「立身」の読み・字形・画数・意味

【立身】りつしん

世に出る。〔孝経、開宗明義章〕夫れ孝はの本なり。~身を立て、を行ひ、名を後世に揚ぐるは、孝のりなり。

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