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猪鍋 シシナベ

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典の解説

いのししなべ【猪鍋】

いのしし肉を入れた鍋料理。野菜・きのこ類・豆腐・こんにゃくなどとともに煮込む。砂糖・みりんを加えたみそ仕立てにすることが多い。◇「ぼたん鍋」「しし鍋」ともいう。

ししなべ【猪鍋】

いのしし鍋。⇒いのしし鍋

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

大辞林 第三版の解説

ししなべ【猪鍋】

薄切りにした猪いのししの肉を野菜類とともに味噌仕立てにした鍋料理。割り下で煮ることもある。いのしし鍋。ぼたん鍋。 [季] 冬。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

猪鍋
ししなべ

イノシシ(猪)の肉にネギなどの野菜を加えて、みそ仕立てにした鍋料理。別名のぼたん鍋は「牡丹(ぼたん)に唐獅子(からじし)」の唐獅子を猪(しし)にこじつけたもの。江戸中期、江戸の麹(こうじ)町平河町に山奥屋、両国に豊田屋、湊(みなと)屋などの野獣肉屋(ももんじ屋と総称)ができ、江戸の人はここでイノシシ、シカなどの肉を買って鍋料理にして食べていた。イノシシは猪(い)の肉(古訓シシ)の意で、シシは肉あるいは獣肉の総称であるが、猪の肉は格別味がいいのでイノシシの固有名詞になった(鹿(しか)肉はカノシシという)。山奥屋のイノシシは有名で、愛好者も多かったらしく、「腑分(ふわ)けのやうに切ってゐる山奥屋」と江戸後期の川柳(せんりゅう)にも詠まれている。イノシシは北海道以外の各地でとれ、猪鍋は関西、九州などで盛んである。鹿児島名物の煮物料理しゅんかんは、猪肉(現在は豚肉)を加えることで知られる。[多田鉄之助]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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